産前(妊娠中)の治療について

こんにちは😄
やほ駅前鍼灸整骨院です。

よくある質問で「妊娠中もマッサージなどの施術は受けられるのか?」また、「どの程度の期間受ける事ができるのか?」という質問やお悩みを頂くことがあります。そのようなお悩みにお答えしていきたいと思います!
併せて、当院からのお知らせと症状の解説や耳寄りな情報もあるので最後までぜひご覧ください!!

結論

首肩の痛みコリ、腰痛などの症状に対してのマッサージ、鍼治療は可能ですっ!

妊娠することでホルモン分泌の変化や姿勢の変化による体への負担は増えてきます
また、自律神経が乱れやすくなっており、身体的にも精神的にも不安定になりやすい状態で多くの方が悩まれています。
施術を受ける事で、様々な良い効果が期待できます!

メリット

1.妊娠中のつわり軽減に期待できる!
2.ストレスの緩和(自律神経が整う)!
3.母体のケアは赤ちゃんのケアにつながる!
4.出産時の負担の軽減!

 

妊婦さんに対する当院の治療方法

・うつ伏せによるお腹への負担を減らすため、基本姿勢は横向きで寝てもらい施術をします。

・症状を出す原因である筋肉などの組織をマッサージや鍼治療で痛みを緩和させていきます。
※電気治療に関しては、胎児に影響はないとされていますが、念のため当院では行わずに施術をしています。


参考までに
・妊娠初期(1〜4ヶ月)の施術
体調面での不安定な状態(つわり等)のためこの時期の全身マッサージは控えた方が良いでしょう。 しかし、かかりつけ医(医師)と相談上、ご自身の体調を確認しながら局所的な施術は可能です!実際、当院でもその様な方が多くいらっしゃいます!
・安定期と呼ばれる4ヶ月から臨月に入る前9ヶ月頃
体調や妊娠初期の不安が落ち着きやすいので、比較的治療に通いやすくなる時期になります。体型の変化が少しずつ起こる頃なので、体に痛みが出やすくなるかもしれません。😱負担の少ない状態で施術していきます!
・妊娠中期(5~7ヶ月)、後期(8〜10ヶ月)
おなかも大きくなってきて、特に腰に痛みが起きやすい時期です😅また、出産が近づいてきますので、安心して臨めるようお体の調整をさせて頂きます。施術の時間やマッサージ鍼の刺激量をコントロールしながら行わせて頂きます。


ではなぜ、妊婦さんはお体に痛みが出やすいのでしょうか?

なぜ痛むのか

妊娠直後からリラキシンと言うホルモンが分泌されます。
効果としては、骨盤周りの筋肉や靭帯を緩ませると同時に恥骨結合(写真参照)に働きかけ、柔軟にして産道を広げる大事な役目を持ちます。赤ちゃんにとってはありがたい事ですが、お母さんの体には大変です。
土台となる骨盤が不安定になりやすくなるので骨盤にある仙腸関節の不安定性や痛みが出たり、筋肉の過度な緊張による痛みが出たりします。また、土台の骨盤が不安定になる事でその上にある背骨の支えも不安定になるため、背中の痛みや首肩の痛みが出やすくなります。

 

そして、お子様が成長するにつれておなかが大きくなることで体の重心が前側にいきやすくなり、反り腰を作り出します。この影響で腰椎の関節や椎間板、周囲の筋肉に負荷が増え腰痛になるリスクが増えます。そして、最終的に出産時に腹横筋、骨盤底筋群にもダメージがくるため、産後の修正を正しく行わないと、継続した仙腸関節の不安定性を招く等の様々な弊害を促してしまいます。
そうならないためにも、産前産後のケアはご自身のお体にとっては大切になってきます!

 

まとめ

以上のお話から妊娠中のお体への負担は大きく、初期から後期までタイミングによって変わってきます。
首肩腰等の痛みの悩みは、ご自身の体調と確認を取りながら無理のない範囲で治療していきましょう。
溜め込まない事が大事ですっ!
一度かかりつけの医師に整骨院等に通っても良いか相談するのもいいかもしれません。
当院では、安心して施術を受けて頂きける環境を作り、産前産後のサポートができるよう努めていきます!

その他、お身体に不安がある方はぜひ当院をご活用ください!

お知らせ!!
そしてこの度、2院目となる「国立旭通り鍼灸整骨」を12月上旬に開院予定となりましたっ!

近くにお住まいの方はもちろん、お体についてのお悩みを抱えている方がいらっしゃましたらご利用、ご紹介ください😊
詳細は、随時インスタグラムなどで発信していきますので、ぜひチェックしてくださいっ!

最後まで読んでいただきありがとうございます😊

 

ESMトレーニング、美容トレーニング、美容鍼も受け付けてます。
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是非フォローの方もよろしくお願いします!

お待たせしました!ここからは、興味のある方は、参考知識としてご覧ください!
知っておきたい耳寄りな情報ですっ!!

仰臥位低血圧症候群(SHS)

仰臥位とは、あお向けの姿勢という意味です。妊娠中期以降、お母さんが仰臥位になると、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫して、急激に血圧の低下を引き起こすことがあります。そのことを仰臥位低血圧症候群と言います。大きくなった子宮が下大静脈を圧迫し、心臓へ戻る血液が不足すると、心臓から全身へ送りだす血液の量が減るため、低血圧になります。そうなると血液によって運搬される酸素が不足して、お母さんに下記のような症状が現れてきます。

・顔面蒼白     ・めまい
・気分不快     ・嘔吐
・意識が薄れていくように感じる

・胃がムカムカする 
・冷や汗    ・呼吸がしづらい

下大静脈とは、下半身から心臓へ戻る血液が通る大血管で、体の脊柱(背骨)の右側を走行しています。
症状が出始めたら、焦らず速やかに左側向き(左肩を下)で寝る姿勢にすると下大静脈の圧迫を取り除くことでき、直ちに症状が回復します!
姿勢を変えることで症状が消失すれば、普段通りに過ごして大丈夫です。☺️

赤ちゃんの胎動を感じられるタイミングであれば、その日はいつも通り胎動があるかを気にかけるようにしましょう。もし、いつもより胎動が少ないかな?と感じる場合は、念のためかかりつけの産婦人科へ電話相談、あるいは受診しましょう。
左側臥位(左向きに寝る)になっても症状が改善しない場合は、低血圧が理由とは限りません。
不安を取り除くように早めにかかりつけの産婦人科へ電話相談、あるいは受診しましょう。
仰臥位低血圧症候群が重症化した場合、医療的な処置が必要です
仰臥位低血圧症候群による母子への影響
仰臥位低血圧症候群になると、母体だけでなく胎児への酸素供給も不足します。胎児は一時的に酸素不足になっても、生命維持に大切な脳や心臓への酸素供給を優先させることができるので、母体が直ちに左側臥位になることで症状が消失すれば、胎児もいつも通りの状態に戻ります。
仰臥位低血圧症候群はどの妊婦さんにも起こり得ますが、母体だけでなく胎児の健康状態にも影響するため、予防的に過ごすことが大切ですね。

シムス肢位
妊娠中は、徐々におなかが大きくなってくるため、今までのような姿勢で寝る事が難しくなりますよね。
そんな時の安眠対策におすすめなのがシムス肢位ですっ!
この姿勢は、仰臥位低血圧症候群の予防としてもバッチリです。

1.体の左側を下にして、横向きに寝る
2.身体をややうつ伏せ気味にし、下の左足を楽な位置に伸ばす
3.上側の右足は太ももの付け根から曲げ、左足より前に出して置いて安定させる
4.右手は肘で曲げて前に出し、楽な位置で安定させる
5身体の下になる左手は、体の後ろで自然に伸ばす

寝姿勢の好みは個人差が大きいため、足や手の位置を寝やすいようアレンジして、自分が一番リラックスできる姿勢を見つけましょう!
左の腰を痛めた人は、左向きで寝るのは辛い場合もあるので右側を下にしてもOKです。寝る際は、足の間にクッションを挟んだり、抱き枕を利用すると安定するので推奨しています!

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